様々な住宅ローンが存在している
人生の中でも最も高い買い物となるのが、マイホームでしょう。
そのため、一括で住宅を買うことができるという人は少なく、額の多少はあるものの、少なくとも住宅ローンを組むことが多くなっています。
住宅ローンの組み方によって、その後の家計からの支出状況が変わってきますし、負担となるトータルの金額も変わってきます。
マイホームを建てる、もしくは購入することにしたら、しっかりと住宅ローンについても勉強をして、有利な利用の仕方ができるようにしたいものです。
というのも、住宅ローンと言ってもたくさんの種類がありますので、それぞれの特徴とメリット、デメリットを知った上で選ぶ必要があるからです。
金融機関ごとにローン商品がありますが、基本となるものは似通っていますので、こうした知識を押さえておくと良いでしょう。
半公的な住宅ローンと完全民間のローンがある
大雑把な言い方をすると、住宅ローンはフラット35と呼ばれる、半公的な住宅ローンと、完全な民間ローンとに分けられます。
このフラット35とは、独立行政法人である住宅金融支援機構という団体が母体となって、全国の金融機関を窓口に提供がなされている住宅ローンです。
どの銀行でも同じ内容、同じ基準でローンを組めますので、安定したローンの仕組みとも言えるでしょう。
このローンでは、保証料や保証人が不要ですので、気軽にローンを組めるというのがメリットです。
一方で、きちんと定められた一定の基準を満たしている住宅でなければならないことや、ローンの返済期間が長くなるなどの制限も存在します。
民間ローンでは、それぞれの銀行や信用金庫が独自に商品を開発して、独自の審査基準によって提供しています。
少なめの金額でも大丈夫ですし、数年のみという短期のローン返済も可能ですので、よりフレキシブルな仕組みとなっているのがメリットです。
それぞれに魅力がありますので、どちらの基準にも適合するのであれば、両方比較してみることで自分に合ったものを見つけられるでしょう。
しっかりとシミュレーションしてから決める
大抵の場合、住宅ローンはかなりの長期簡に亘るものですし、借り受ける金額も利息も大きくなります。
そのため、安易に決定することは避け、じっくりといろいろなローン商品を比較してから決めるようにしましょう。
特に、返済プランについてシミュレーションすることは大事です。
毎月どのくらいの返済額になるのか、ボーナス時にはいくらになるか、何年間かかるのかなどをはっきりと知るようにしましょう。
そうすることで、無理なく返済を続けられるかどうかを把握できますし、不測の事態が生じたときのケースについても考えることができます。