考える人

想定外のことも視野に入れたいライフプランニング

resize (3)ライフプランニングをするときには、まず自分が理想とする将来のことを想定していきます。
女性の場合は特に、出産が可能な年齢には制限があるため、何歳までに結婚をして何歳くらいまでに何人の子供を生むかといったことも、漠然とながら早い段階から考えていることでしょう。
ですが、そうした人生の中のイベントはそうそう思い通りに運ぶことばかりではありませんし、時に全く予定していなかったようなこともしばしば起こってきます。

よく間違われているのがこのライフプランニングに対してどれほど正確に進ませることができるかということが人生の目的であるかのような考えです。
何が起こるかわからないのが人生なわけですから、むしろライフプランニングをするというのは順調な人生にしていくために行うものではなく、順調に進んでいる人生の中で起こる不測の事態で必要以上に慌てずにすむようにしていくということです。

備えあれば憂いなしというように、そうして先にある程度の準備をしておくことで、何らかの予定外のことが起きたときにも冷静に受け止め、どのような手段にしていくのが最善であるかということを判断していくことができます。

人生の中で起こる大きなイベントを挙げてみましょう

しかし不測の事態といっても、大きな環境の変化や費用が必要になることというのは実はそれほど多くはありません。
日本は世界一といってよいほど治安のよい国ですから、突然革命が起こって資産が紙切れ同然になったり、政府機関が全く違った方法になってしまうというようなことはそうそう起こらないでしょう。
その前提のもとで考えれば、起こりえるトラブルとして挙げられることはせいぜいいくつかの項目に限られます。
例を挙げれば、突然の病気や大きな怪我、配偶者や両親、生まれた子供の身へのトラブル、その他失職や離婚、天災や事故などへの遭遇です。
それらが実際に身に起きることは大変な不幸ですし、つらことではありますが、万が一ということを考え備えておくことで、その失意の中でもその後の生活を立てなおしていくことができます。

現在ではそうした人生の中で起こる不測の事態に備えるべく、各種保険も用意されているので予算に合わせてそれらをかけていくというのもよいでしょう。

ライフイベントごとに見直せるプランにすることも大切

また、かりに順調にプラン通りの人生になっているとしても、実際にその場面に進んだなら今一度計画を見直すということも大事です。
20代前半からのプランでは、それは一人で考えた理想ではあっても、これから増える家族にとってはそうではないものかもしれないからです。
特に結婚はそれまでの生活サイクルをがらりとかえる大きなきっかけになるものですから、まずは最初のうちにお金のことをしっかりと話し合い、その後のプランをたてていくようにしたいものです。