ライフプランでは年代を意識した計画が大事

resize (1)ライフプランニングでは、それぞれの年代に応じたイベントを意識することが重要になります。
20代、30代、40代、50代、60代~とそれぞれ10年スパンで見ていったとき、そのとき特有のイベントや悩みなどが起こってきます。
ただし注意が必要なのは、遅い年代になってからのプランでは修正がききにくく、対応方法が限定的になってしまいます。
ですので、年代別のライフプランニングを立てるならできるだけ若い段階、20代から始めることをおすすめします。

20代の前半というとまだ大学を卒業して就職をしたばかりの間もない時期ですから、ライフプランニングといっても自分ひとり分の生計を立てることができればよいでしょう。
しかしその時期こそがライフプランニングを始めるには最も適した時期です。

参考:ライフプランニングの考え方/ソニー生命

20代のときの準備が60代以降に生きてくる

20代のときは収入も比較的低い人が多くなりますが、だからといってそのお金をすべてその時の生活費にしてしまっていると、いざ結婚や出産に直面したときに貯蓄がほぼゼロということになります。
その時には両親などから援助を受けてなんとか乗り切ったとしても、そのために30代の貯蓄のほとんどを使い果たしてしまうと、今度は40代で迎える子供の進学や就職、または持ち家のとき資金を十分に用意できなくなります。
ローンなどで資金を調達することもできますが、借入額が高くなるとその返済期間も当然長くなっていくので、場合によっては定年後もローンが残るというようなことにもなります。

決して取り返しがつかないというわけではありませんが、早めのライフプランニングをしておかなかったことで、どこかのタイミングで後悔をしてしまうこともあります。

早めのライフプランニングはよい生活サイクルに

早めのライフプランニングをすることで、各年代ごとに目標にしたい資金額も決めることができます。
よく言われることですが、「余った金額を貯蓄に回す」という考え方をしているうちは、絶対に目標になる金額を貯めることはできません。
確実に貯めていくためのコツは、必ず定期的に一定の金額を貯蓄に回すようにするという、あらかじめきちんと貯蓄分を確保しておくという方法です。

貯蓄は習慣になってくるとそれほど苦もなくきちんとためておくことができるので、若いうちからあるだけ全部使い切るという習慣がついてしまうと、あとから貯蓄をしようとしてなかなか生活サイクルに入れにくくなってしまいます。