資産運用:投資信託の基礎知識とは?

投資信託の特長

投資信託とは、ある特定のジャンルや分野に専門家が投資を行うということを前提に、一般向けに投資を募るという方法です。

通常の株式売買の場合、どの銘柄を購入するかは個人で判断をしなくてはならず、また購入する金額も公開株式の価格によって大きく変動があるものです。
しかし投資信託の場合、数多くの投資家から投資金額を集めることにより、より大きな額で投資をすることができます。

将来的に成長が見込める銘柄であっても、ある程度まとまった金額がないと投資できないことはよくありますので、あらかじめそうした将来性のある銘柄を中心に投資するという投資信託を利用することで、着実に利益を挙げることができます。

投資信託は別名「ファンド」と言われており、ほぼすべての証券会社で取扱をしています。
有名なファンドには楽天やSBIが行っているブル型のタイプがありますが、トルコ債や株式といったように海外新興国での急激な相場のアップを狙ったものなども人気です。

人気が高いのは日経平均連動型や、日本株の中でも特に成長が見込めるものをファンドマネージャーが厳選したなどのファンドです。
通常の株式売買に比べて一般投資家にもわかりやすく、比較的ローリスクであることから人気のある投資先と言えます。

投資信託の魅力

投資信託の最大の魅力は、投資家が特別な勉強をしなくとも安定的な収益を期待できることでしょう。
株式の売買は、自分自身で決算書やチャートを読む力がないとなかなか収益につなげていくことができません。

売買そのものはネット証券を使えば簡単にできますが、タイミングや銘柄選びはやはり機関投資家などプロに比べれば難しいところがあります。
そこで投資信託ではあらかじめそうした株式やその他有価証券などの取引を熟知したプロの運用に自分の資産を任せられることがメリットです。

ファンドそのものの内容を理解する力は求められますが、あらかじめそのファンドがローリスク・ローリターンかハイリスク・ハイリターンかといった説明がありますので、判断材料にしましょう。

選び方のポイント

ファンドを選ぶ時には、まずその投資先がどんな性質のもので、どれくらい実績があるかということを調べる必要があります。
リターンが大きいのは先にも説明したようにトルコなどの新興国での株式や債権ですが、その分政情や自然災害により一気に価格が暴落するリスクがつきものです。

反対に複数のジャンルから少しずつ運用先を決めるベーシックなものであれば、リターンはそれほど大きくないものの、いざというときに一気に資産がなくなる危険性が低くなります。
個別の銘柄というよりも、成長分野や地域などをしっかり研究していくことで、より着実な運用ができるでしょう。