「金融リテラシー」が求められる現代社会
将来の生活に不安を感じている人も多い現代においては、世代や仕事の種類に関係なく「金融リテラシー」の必要性が高くなっています。
金融リテラシーというのは簡単に言うと世の中を回っているお金について正しい知識を持ち、資産をどう有効活用していくかということを自主的に考えることができるようにする力のことです。
一般的な会社員として生活をしている人の場合、毎月働いて受け取る給与はあらかじめ税金などが天引きされており手取りとして渡される金額の中から家賃や食費などを捻出していくことになります。
そのため自分で意識して学ぼうとしないと、一体自分は本当はいくらの給与をもらっておりそのうちどのくらいのお金が税金や社会保障費として徴収され、どういったときに支援を受けられるかといったことがわからないまま定年まで生活していくことになります。
何もしないと手元に渡されるお金は現金のみですが、将来的に土地や建物を購入する予定があったり、株や国債といった金融証券を購入する場合にはまた現金の状態とは違った資産計算をしていかないといけません。
「お金がない」という将来への不安の裏側には「お金のしくみがよくわからない」ということもあるので、まずはしっかり世の中の金融システムについて学習し、リテラシーを高めていくようにしましょう。
フィナンシャルプランナーに生涯資金を計算してもらう
しかし金融のしくみは経済評論家の間でも意見が分かれることがよくあるのように、非常に複雑なもので完全に理解をすることは誰にもできません。
金融リテラシーを高めるということはお金の全てを理解するというよりは、自分の生涯必要になるお金を正しい方法で計算できるようにするということが目的です。
いきなり難しいことから勉強をするのではなく、まずはフィナンシャルプランナーなどお金のプロに相談して自分のライフプランとお金の使い道について計算をしてもらうのがおすすめです。
どこにいくらかかるかということをまず遠い将来の道筋として知っていくことで、今手元にあるお金の使いかたについての意識も大きく変わってきます。