結婚がもたらす人生の変化

結婚はそれまで全く他人として生活してきた人と、新しく家族として生計をたてていくことになるライフプランニングとしても重要な意味を持つイベントです。
結婚をする前の人にとってはそれほどの変化に思えないものですが、実際に籍をうつし家族としての立場になってみると、社会的な金銭関係が大きく変化することがわかります。
会社員では税金や福利の制度が大きく変わったり、年金やその他社会的な助成制度も大きく異なってしまうこともよくあります。

特に女性の場合は多くは姓が変更になることで、さまざまな手続きをすることになります。
加えて言うなら未婚者か既婚者かでかなり社会的な取り扱われ方(ローンを組むときの評価など)も変わるので、相当の部分に変化があるということはまず理解しておいた方がよいでしょう。

結婚をしたらまずはお金について話しあいましょう

最近では日本でも離婚率がかなり増加傾向にあります。
それまでは家同士の結びつきという意識が強かった結婚制度ですが、欧米式の価値観が一般化したことで、結婚も離婚も両人が納得をすれば特に問題がないこととして定着しました。
それは結婚をする・しない、や、するにしても相手を恋愛によって自由に選ぶことができるようになったという大変大きな進歩です。

ですがせっかく両名が好き合って結婚をするのに、数年ほどで離婚をしてしまうカップルも相当数になっています。
離婚の原因はさまざまですが、中でも最も決定的な要因になるのが「金銭感覚の違い」です。
よく言われる性格の不一致よりもむしろ、共同生活をする家族ということでいえばこの「金銭感覚」が決定的にずれている人とは長く暮らしていくことは難しいでしょう。

結婚するにもお金は必要

また、最近では結婚しないのではなく、したくてもできない若者も増加してきています。
結婚をするということは、配偶者に対して金銭的な負担や補助をしていくことになりますが、このとき十分に稼げていないと思う人はどうしても実際に籍を入れるという行動には移りにくくなります。
どれだけ相手のことが好きでも、将来的に生活の基盤が危ぶまれるようでは結婚に踏み切るのはなかなかできづらいものでしょう。

もし将来結婚を考えているなら、やはり早い段階からマネープランをたてておくことは重要です。
また同時に相手が結婚に際してどれくらいのお金が用意できており、かつ将来的にどう使っていくことを考えているかといった意志の統一もしておくとよいでしょう。