どんな人生を送っていきたいかの計画を立てる
子どもが大学などの教育を修了し、就職すると親元から出て、完全に独立することになります。
子どもにかかる時間やエネルギー、お金というのは大変大きなものですので、子ども抜きで夫婦二人で生活していくというのは、かなりの大きい変化となります。
ともすると、燃え尽きのようになってしまって、人生の楽しみが失われてしまうことさえあります。
そこで、子どもが独り立ちした後のライフプランを立てることは、生きがいと楽しみを持ってその後の人生を送っていく上でとても大事です。
ライフプランと言っても、そんなに難しいことではなく、どんなことを夫婦で、もしくは個人でやりたいかということです。
子どもがいた時にできなかったことも、夫婦二人の人生となれば、気兼ねなくできることも多くなります。
旅行に出かけたり、自分の趣味を見つけてそれに没頭するのも良いでしょう、または他の人のために役立つことを探してボランティア活動に励むこともできます。
ライフプランの中にお金の使い道も考慮に入れる
やりたいことがたくさん出てきたら、後はそれにどれほどのお金をかけることができるかを決めることができます。
しっかりとこのマネープランも立てておかないと、老後の暮らしが不安定になりますので、慎重に計画するようにしましょう。
あまり大胆にお金を使ってしまうのは避けなければなりませんが、あまり節約しすぎて退屈な老後を送るのも避けたいところです。
バランスの良いライフプランというのが理想的で、しっかりと計画を立てるなら実行できるでしょう。
ある程度早めから、貯蓄や投資について勉強して、上手にお金を管理していくなら、こうしたライフプランも上手に立てることができるでしょう。
そのため、子どもが独立してから、または老後になってから慌てて考えるのではなく、十分前もって準備を始めるのが肝心なのです。
いろいろなケースについても備えておく
年を重ねるうちに、考えたくもないようなことが生じるようになってきます。
しかし、いろいろなケースについてもしっかりと備えをしておくことで、上手に対処できるようになります。
その1つが、介護についてです。
公的な介護保険だけで十分か、どんな介護施設を利用するか、誰が介護をするかということを、その時になって考えるのではなく、事前に関係する家族などとも話し合って決めておくようにしましょう。
また、夫婦のどちらかが死亡してしまった場合どうするかについても、ある程度考えておきましょう。
死亡保険に入ることや、残された配偶者の世話をどのようにするかなど、あまり考えたくないようなことかもしれませんが、とても大事なことですので、真剣に考慮する必要があります。