高齢出産が増加する傾向にある
日本及び先進国各国では、いわゆる高齢出産の割合が増えてきています。
女性もずっと仕事を続けたいと考える人が増えていますし、結婚してからもしばらくの間は夫婦だけで生活をしたいという考えもあります。
また、身体的な事情で子どもを産めないと考えていたものの、不妊治療の発達で少し遅くなってから妊娠に成功したというケースもあるでしょう。
そのため、妊娠や出産に関する計画を立てる際には、高齢出産に関わるメリットやデメリットなどをあらかじめ把握していると良いでしょう。
若いうちに出産した方が、身体的なリスクはかなり低くなりますので、こうしたリスクについて知ることは問題に対処するために、とても重要なことなのです。
経済的なデメリットは高齢出産にあるのか
高齢出産と聞くと、身体的な負担だけでなく、出産にお金がかかるというイメージを持っている方がいます。
これは、ある意味で正しくある意味で間違っていると言えるでしょう。
(参考記事)
高齢ママの出産費用|AllAbout
というのも、高齢出産をすると、どうしても切迫早産や帝王切開の可能性が高まります。
そのため、普通分娩では出産できなくなりますので、余計な医療費がかかることになります。
帝王切開などの手術代が余計にかかるわけですが、逆に健康保険がきかない普通分娩とは違い、保険適用となります。
そのため、実質的には入院費用が多めにかかるというのが一般的です。
手術をするとどうしても、出産後の入院日数が長くなるからです。
とはいっても、すべての高齢出産が帝王切開をするというわけではありません。
そのため、確率が高まるというだけで、高齢出産だからといって、余計に費用がかかるとは必ずしも言えないのです。
また、事前に医療保険に入っていれば、帝王切開の手術などは保険金が下りますので、安心して産むことができます。
子どもの教育資金などを考えておく
高齢出産を考えているのであれば、子どもにかかる費用についてのプランを上手に立てなければなりません。
というのも、たとえば大学への教育資金が必要になるときには、親が60代にさしかかり、仕事からの収入が減ったり、年金生活に突入する可能性が高いからです。
収入が少ないときに、より教育資金がかかることになりますので、学資保険への加入など、事前の備えがどうしても欠かせません。
また、自分たちの老後のための資金を同時に貯めていかなくてはいけない時期ですので、慎重に貯蓄計画を立てる必要があります。
定年後も、自営業などで仕事を続けられるように、手に職をつけるなどを考えることもできるでしょう。
ある程度、子どもに関するライフプランに難しさが出てくることを思いに留めておきましょう。