ライフプランを可視化してみよう
ライフプランを立てるなら、なんとなく頭の中だけでまとめるよりは、しっかり文章などにして可視化してみた方がより具体的なイメージとしてつかむことができます。
このページ下部に参考サイトへのリンクを記載しておきますが、実際にFPなどが用いている一般的なライフプランのためのテンプレートを使用すると非常にわかりやすくまとめることができます。
全くゼロから作成をするとなると、なんとなくという感じで作業をしてしまいますので、大きな抜けや想定漏れがあったりします。
一度作成をして終わりということではなく、その後何度でも見直しをしながら路線の修正をしていけばいいので、まずはあまり固く考えずに空いている項目を埋めていくという方法をとってみるのがよいでしょう。
そして一旦完成をさせた表はいつでも見直せるように保存をしておき、定期的に修正が必要になった部分を計算しなおすようにしていきましょう。
人生には完成がないのと同じく、ライフプランも常に変化をし続けるものなのです。
ライフプランの表のしくみ
実際にライフプラン表を作成してみることのメリットは、家族の年齢に合わせて必要な金額の算出ができることから、いつ頃がもっともお金のかかる時期になるかということをだいたいでも把握することができるという点です。
ライフプラン表ではまず家族の名前を縦軸に記載していき、横軸にそれぞれの年齢を入れていきます。
すると自分の年齢に対してどのくらいのときに子供や配偶者、両親が何歳になっているかということがわかりますので、その一致する年度にはより多くのお金が必要になるということがわかります。
特に子供がいる家庭では、進学や就職などの節目に大きなお金がかかるものですから、それが自分の何歳くらいのときにどうなるかということがわかると、それに合わせての資金調達がしやすくなります。
もしまだ結婚をしていなかったり、出産の予定がはっきりわかっていないという人なら、まずは予定や理想として欄を埋めておけばよいでしょう。
反対に何歳くらいが理想かということを想定して、結婚や出産年齢を逆算するのもよいでしょう。
人生において最もお金がかかるのは、「3大資金イベント」と言われる教育・住宅・老後の3つです。
それらを意識しながら表を作成していけば、どのくらいの時期にどんな準備をしておくべきかということがはっきりわかってきます。
資産計画も一緒にやっておくのがベスト
お金がかかることがあらかじめわかっているなら、その時期に合わせた貯蓄や資産管理をしておくことが必要になってきます。
もっとも単純な方法は、予想される収入額から毎月いくらくらいの貯蓄があれば必要な金額を用意することができるかという計算です。
これは単純に分割をしていけば簡単に計算できます。
ただ子供の進学が重なったり、持ち家を考えているようなときには現金で用意するのが難しいこともあります。
そうしたときには、学資保険や各種ローンを利用することを考えてみましょう。